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いらっしゃいませ!! 3月25日更新

ようこそいらっしゃいませ!!

このブログは、自作小説をメインに書き綴っています。
ここのところ、色々と忙しく小説の更新が遅れています。    ゴメンナサイ!!

不定期ですが、なるべく週に1回は更新をしたいしたいと頑張っていますので、よろしくお願いします。


執筆中の小説

タイトル:「春には春の花が咲く 2」
       1章 かくれんぼ
       2章 告白
       3章 春と修羅
       4章 寒椿
       5章 プレゼント
       6章 溝 (執筆中)
      

このブログ小説は、「春には春の花が咲く」という、2009年12月1日に出版した小説の登場人物である、優一の少年から大人へと成長をする過程の切なさを描いています。


18歳未満禁止の小説を、別ブログに書き始めました。
官能的部分を含んだ小説です。
なお、性的な写真等は掲載しませんので、そちらがお好みの方は、残念ですが無いです。。。
女性も読みやすいようにしてありますのでご理解のほど!!
ブログ:満開の桜舞い乱れ


出版した小説は、絶賛(?)発売中です!!
是非、一度読んでみてください。
30代~50代の女性に向けての、私からのメッセージのつもりで書きました。

読んでみたいけど、わざわざ買うのも・・・ って思っている方
是非、お近くの図書館にリクエストしてみてください!!


春には春の花が咲く春には春の花が咲く
(2009/12/01)
さとう そら

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暫くお待ちを。。

小説の更新が止まってしまって、ごめんなさい。

もう、しばらくしたら再開予定です。

探し物NO3


祭りの人ごみの中で、気がつくと朋子の姿を探していた。
朋子と似た後姿の女性を見かけると、人ごみを掻き分けるように急ぎ足になり、追い越しざまに女性の顔を確認する。

どれも違っていた。

偶然が毎年続く訳がないことぐらい分かっていた。
分かっていても、朋子の影を探していた。
結局、朋子に会うことも無く、何時もの喫茶店にたどり着いた。

何時もの時間が始まる。
本を読み、時折、カウンター越しに喫茶店の彼女と話をする。

「今日も、一人なの?」彼女が言う。
「いつも一人だよ。」
「友達は?」
「めんどくさい。」
「寂しくない?」
「慣れているから。」
「寂しさに?」
「一人でいることに。」
「慣れるんだ。」
「一人でいても、誰かと一緒にいても、何だか寂しさを感じる。」
「だから一人でいる?」
「同じ寂しいなら、一人の方が楽。」
「若いのに、大人びているわね。」彼女は、そういうと微笑んだ。
「早く大人に成りたい。」
「大人になんてなったって、いいことなんか無いわよ。
 あなたは、あなたの年齢でしか出来ないことをするべきじゃないかしら。」
「例えば?」
「もっと勉強をするとか。」
「教科書から学ぶことよりも、小説から学ぶことの方が多いと思う。」
「私は、どちらも読まなかったわ。
 だから、何も学んでいないのかな。」
僕は、なんと答えていいのか分からなかった。
答えに詰まった。

僕の背中越しに、ドアが開く音が聞こえカウベルが鳴った。
「いらっしゃいませ。」澄ました声で彼女が言った。

僕は、背後を振り返る。
見知らぬカップルが、喫茶店に入って来た。

彼女が、また、働き始めた。

お冷とお絞りを運び、注文を聞き、コーヒーを作り始める。
僕は、彼女の動作をぼんやりと眺めていた。

『大人になんてなったって、いいことなんか無いわよ。』
彼女の声が、僕の心を何故か捉えている。

いいことってなんだろうか?
僕にとっていいことって何なんだろうか?
大人にならなくったって、いいことなんて有ったのだろうか?

一組のカップルが、入って来ると、立て続けに、お客が増えた。
彼女は、忙しそうにフロアとカウンターの中を行ったり来たりした。
僕は、取り残されたような気持ちになった。

本を読もうとしたけれど、本に集中を出来なかった。
本の中の活字は、意味のある言葉として、頭の中に入って来なかった。
僕は、本を閉じると、暫く彼女の動作を眺めていた。

彼女が、コーヒーを淹れる動作に、大人の女性を感じた。

何だか、急に落ち着かない感じになり、僕は、伝票を持って立ち上がった。
彼女は、僕に気がつくと、慌てたようにレジまで小走りにやってきた。
小さなメモ帳に、慌てて何かを書くと、お釣りと一緒に僕に渡してきた。

店を出ると、小銭をジーパンのポケットに仕舞い、手渡されたメモを見た。

”18時 横須賀中央駅改札” それだけが、走り書きされていた。

つづく

テーマ : 自作恋愛連載小説
ジャンル : 小説・文学

配本情報

『春には春の花が咲く』が紀伊国屋書店および文教堂に配本されました。

紀伊国屋
 渋谷店
 横浜店
 ららぽーと横浜店
 名古屋空港店
 梅田店
 西神店
 神戸店
 川西店
 高松店
 佐賀店

文教堂
 札幌 北49条店
 那珂店
 経堂店
 伊勢原とうきゅう店

お近くを通ったときにでも、立ち寄りちょっと立ち読みでもして貰えると嬉しいです!!

テーマ : 恋愛小説
ジャンル : 小説・文学

探し物NO2

僕は、相変わらず、日曜日になると、喫茶店に通い続けた。
カウンターで本を読み、喫茶店の彼女とカウンター越しに軽い会話を繰り返していた。
僕は、そのどちらの時間も好きだった。
喫茶店のカウンターが、僕にとって、誰にも教えない秘密基地のような気がした。

高校3年の春から夏にかけて、僕は、喫茶店のカウンターでぼんやりと時間を浪費するように過ごしていた。

7月も後半になると、高校は、夏休みに入った。
クラスの中の話題は、アイドルから、夏休みに通う予備校と大学受験の話に切り替わっていた。
僕は、相変わらず、自分の進路を決めることが出来なかった。

僕は、いったい、何になりたいのだろうか?
働く自分も、大学に通う自分も、まったく想像することが出来なかった。
自分の将来に、まったく実感が持てずに、僕は、喫茶店のカウンターの椅子に逃げ込んでいた。

僕は、高校3年の夏休みに、図書館に通うと親に嘘を言って、家から私鉄の特急で20分も離れた牛丼屋で、週に3回バイトを始めた。

8月に入ると、街は、祭りの準備を始めていた。
提灯が街路樹と街路樹を結ぶようにぶら下がり、祭囃子の練習の音は、気合が入ったようだった。

あれから一年が過ぎた。
僕の声が朋子に届かず、晴美の心が僕に届かなかった。
あの祭りから一年が経っていた。
思い出すと、僕の心は、締め付けられるように痛んだ。
僕は、その痛みを堪える。
嵐が通り過ぎるのを待つようにぐっと堪える。

つづく

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仕事は人間関係はとても大事なんですが、結構人と接する方が苦手な方が多いと最近よく耳にします。
こちらのサイトの商品は、自分を成長させるのは人と接すること、会話をすることを教えてくれるものですので紹介してみればきっといい結果の結びつくと思います。



テーマ : 自作恋愛連載小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

さとうそら

Author:さとうそら
2009年12月に、本を出版しました。
タイトル「春には春の花が咲く

カテゴリ
小説を読むときは、かくれんぼ から読んでください。
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