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溝 NO4

晴美との電話で、来週プールに行く約束をした。
山崎を傷つけながらも、晴美の水着姿を想像していた。
朋子に対する想いが、まだ、心の中に燻り続けながらも、晴美がどんな水着を着てくるのかを想像していた。

『私は、朋子さんの代わり?』と晴美が言った。
『俺が、晴美を想っている以上に、お前は、晴美を愛しているのか?』と山崎が言った。
僕は、どちらの問いかけにも、明確に答えることが出来なかった。
晴美や山崎にとって、僕が答えて欲しい言葉は分かっていた。
その答えを僕が口にすれば、きっと、僕と晴美の関係は、キスよりも先に進めたかもしれない。
もしかしたら、山崎は僕を許してくれて、道場を辞めなくて済んだかもしれない。
今頃、山崎は、『晴美と何処までいったんだよ。』と、うるさく付きまとって来ていたかもしれない。
でも、それは、仮定の話だった。
僕が、明確に答えなかったという事実はもう変えることが出来ない。
それに、僕は、そんな風に上手く、自分に嘘をつくことが出来なかった。
彼らが欲している答えは分かっていても、答えられないものは、答えられなかった。

もちろん、晴美は晴美であり、朋子の代わりになるわけもなかった。
晴美と朋子では、余りにも二人の個性は違いすぎた。
そして、晴美のことは好きだった。
でも、愛と好きの違いが分からなかった。
理屈ではなく感覚的に、朋子と晴美の違いのような気がした。

そして、答えがでないまま、晴美とプールに行った。

つづく

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テーマ : 自作恋愛連載小説
ジャンル : 小説・文学

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さとうそら

Author:さとうそら
2009年12月に、本を出版しました。
タイトル「春には春の花が咲く

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