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溝 NO11

僕は、警察署の折りたたみ式のパイプ椅子に座っていた。
目の前に、先ほどの3人の刑事のうち2人がいた。
僕の腕を最初に掴んだ青山と言う刑事と、髪に白髪の混じった高田という刑事だった。
「いい加減に、何か、言ったらどうなんだ。」青山が言った。
僕は、うつむき終始黙っていた。
何も、喋りたくなかった。
口の中が、カラカラに乾いていた。
目の前に、置かれた、ぬるくなった麦茶を無性に飲みたかった。
僕は、我慢した。
「黙っていたら、ここから出れないんだぞ。
 何時までも、ここにいることになるんだよ。
 君は、タバコを吸っていただけだ。
 逃げなければ、あの場で注意だけで終わっていたんだよ。
 タバコを吸っている高校生を、警察署まで連れて来ていたら、我々は何人いてもたりないからな。
 何故逃げたりしたんだ?
 何故暴れたりしたんだ?
 そして、何故、君は何にも言わない?
 もう、2時間も黙りっぱなしだ。」
青山は、そういうと暫く僕を見詰めた。
そして、僕が何も言わないのを確認すると溜息をついた。
溜息に部屋の空気が重くなり、また、沈黙が流れた。
高田は、僕の斜め前に座り、終始、腕を組み目を閉じていた。

青山は、暫くすると部屋を出て行った。

高田は、2人きりのなると、閉じていた目を静かに開けた。
僕を見詰めた。
その目は、優しさと鋭さが混じったような瞳だった。

「朋子というのは、彼女か?」
高田は、微笑みながら優しく言った。

つづく



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Author:さとうそら
2009年12月に、本を出版しました。
タイトル「春には春の花が咲く

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