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溝NO22

僕達は、海の見えるベンチに並んで腰掛けた。
僕は、濡れたスニーカーを干すようにベンチの脇に立てかけた。
晴美も、僕と同じようにサンダルを脱ぎ裸足になった。

空には、夜の闇が広がっていた。

晴美は、僕の手をしっかりと握ったまま、僕の肩に寄りかかるように頭を乗せていた。

僕達の間に言葉はなかった。
暗い海を見詰めながら、僕達は、肩を寄せ合うようにベンチに腰掛けていた。

波の音がやけに大きく聞こえてくるような気がした。

僕は、視線を下げた。
晴美のデニムのミニスカートから、白い足が真っ直ぐに伸びていた。

僕は、その足に欲情をする。
触れてみたいと思う。
スカートに隠れた、太ももの奥までもふれてみたいと思う。

僕は、内在する欲望と葛藤していた。

『慌てなくてもいいよ。』僕は、晴美にそう言ったばかりだった。
慌てなくていいと言った僕の心の中が、実は慌てていた。
僕は、その欲望を隠しながら、晴美を見詰めていた。

晴美とキスをしたかったけれど、キスをしたならば、僕は、僕の中にある欲望に負けてしまいそうだった。

僕は、自分がどう振舞えばいいのか分からないままに、心臓だけが、高鳴っていた。

「ずっと、一緒にいたい。」晴美が言った。
強く、僕の手を握り抱きつくように腕に縋り付いてきた。

僕は、晴美と唇を重ねてしまった。

つづく




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テーマ : 自作恋愛連載小説
ジャンル : 小説・文学

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Author:さとうそら
2009年12月に、本を出版しました。
タイトル「春には春の花が咲く

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