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溝 NO6

僕は、紺色のトランクスタイプの水着に着替えて晴美が更衣室から出てくるのを、プールの端っこに有った喫煙所でタバコを吸いながら待っていた。
何人もの女性たちが水着姿で、僕の前を通り過ぎていった。
僕は、なんとなく目のやり場に困り、遠くの大きな雲の形を眺めていた。
青い空が眩しかった。
あの青い空の遥か上空に、真っ黒な宇宙があることがなんだか信じられなかった。
空を見上げていると、僕が立っている、この大地が全ての中心で、大地の周りを星が回っているのがやはり正しいような気がしてしまった。

「よっ!不良少年!」晴美に突然声を掛けられた。
「空が回っている。」
僕は、咄嗟にそう言いながら晴美を見た。
晴美は、赤い花柄のワンピースの水着を着て、僕の言葉に不思議そうな顔をして立っていた。
晴美の水着は、なんとなく子供っぽく思えた。
「今、エッチな目で私を見たでしょ。」晴美が笑いながら言った。
「似合うよ。」
「ほんと?」
「うん。」
ある意味、子供っぽい水着は、まだ、子供っぽい体型の、大きな浮き輪を持った晴美に似合っていた。

僕達は、プールに入ると、小熊の兄弟のようにじゃれ合い、ふざけ合っていた。
その度に、晴美は、大きな声で騒いでいた。
晴美が、ふざける様に、僕の背中におぶさって来た。
背中に2つの小さな柔らかい膨らみを感じた。
僕の身体の一部が、自分の意思とは無関係に固く元気なった。
僕は、自分の身体の反応に少し慌てると水中でバランスを崩し、晴海を背負い投げするような形になり、二人抱き合うように水中に潜った。
水面に顔を上げたとき、晴美は僕に抱きつき、僕の腕は晴美の腰を抱きしめていた。
僕達は、慌ててお互いの身体を離した。
一瞬、気まずい雰囲気が二人の間に流れた。

僕達は、その後、何も無かったように振る舞い夏の一日を楽しんだ。

つづく

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テーマ : 恋愛小説
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Author:さとうそら
2009年12月に、本を出版しました。
タイトル「春には春の花が咲く

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